夏になると町中にひびきわたるセミの声。

時にはとてもうるさく、時にはさびしげに聞(き)こえる時もあるでしょう。

ところで、あなたのまちにはどんな種類(しゅるい)のセミがどれだけいるのでしょうか。

今回は鳴(な)き声からセミの種類を探(さぐ)る研究(けんきゅう)をしょうかいします！

事前準備(じざんじゅんび)

結果(けっか)を予想(よそう)しよう

観察(かんさつ)を始(はじ)める前に、結果(けっか)を予想してみましょう。

時間(じかん)や気温(きおん)・天気などいろいろな条件(じょうけん)のちがいで鳴いているセミの種類や数(かず)に違(ちが)いがあるでしょうか。

観察の持ち物を準備しよう

観察に出かける前に筆記用具(ひっきようぐ)を準備しましょう。

次のものを持っていくと便利べんりですよ。

・筆記用具

・メモ帳(ちょう)orノート

・時計

・カメラ（あれば）

・スマートフォンやボイスレコーダーなどのセミの鳴き声が記録できるもの（あれば）

・図(ず)かん

観察する場所(ばしょ)を決(き)めよう

この研究では同じ場所での観察をおすすめしています。

近所(きんじょ)の公園(こうえん)やお寺、学校などのセミがたくさんいそうなところを探し、観察する場所を決めましょう。

観察する日や時間を決めよう

事前(じぜん)に予想したことが調(しら)べられるように観察する日を決めましょう。

（例）朝と夜のちがいを調べるなら大人の人といっしょに観察できる日、雨の日と晴れの日のちがいならそれぞれの日など。

観察しよう

セミの鳴き声を聞いて記録しよう

記録するポイントの例(れい)（予想内容(ないよう)が合っているか確(たし)かめられるように記録しよう！）

・観察した日にちや時間

・気温や天気

・鳴いていたセミの種類（わからない場合はどんな声か）

・セミの鳴き声の多さ（多い・少ないやわかる場合は何匹くらいなど）

・鳴いていた場所

ほかにも気づいたことがあれば記録しておきましょう！

セミの種類がわからなかった場合(ばあい)はインターネットなどで調(しら)べてみましょう！

結果について考えよう

観察した結果をまとめてみましょう。

事前に予想した内容と観察した結果をくらべて、結果がどう違ったのかを考えてみましょう。

予想と結果がちがう場合はなぜちがうかを考えてみましょう。

次(つぎ)につなげよう

・セミの抜けがらを探してみると鳴いているセミの抜(ぬ)けがらが見つかるでしょうか。

・種類によって鳴く条件(じょうけん)は同じでしょうか。