堺市の生物多様性を考えるWEBサイト

堺いきもの情報館 堺生物多様性センター

メンバー新規登録 ログイン
文字サイズ
  1. 堺いきもの情報館
  2. 自由研究のテーマ
  3. 身近なホットスポットで生きものマップをつくろう!

身近なホットスポットで生きものマップをつくろう!

身近なホットスポットをさがして生きものマップをつくろう!

  わたしたちのまち・堺には、里地里山、古ふん、公園、川、海などの豊かな自然がのこっており、そこには、虫や鳥、魚などいろいろな生きものがくらしています。同じ場所でも、水辺や草むら、木の多い場所など、環境によって見られる生きものはちがいます。

堺市には、数がへってきて、ぜつめつの恐れのある生きものをまとめた「堺市レッドリスト」や、外国からやってきた外来種のうち生態系や人間の生活にえいきょうをおよぼす恐れのある生きものをまとめた「堺市外来種アラートリスト」があることを知っていますか。

みなさんの身近な場所で生きものを観察して、「どこに・どんな生きものがいるのか」を地図にまとめることで、レッドリスト種が見られる「ホットスポット」を見つけて、生きものマップをつくってみよう。

 

事前準備(じぜんじゅんび)

 

【用意するもの】

・ノートやバインダー

・えんぴつ、色ペン

・地図(手書きでもOK)

・カメラ(タブレットやスマホでも可)

・生きもの図かん(昆虫・鳥・魚など、あれば)

 

【準備のしかた】

・観察する場所(公園・川・海辺など)を決めて、簡単な地図(手書きでもOK)を用意します。

・発見した生きものの大きさや特徴を記録できる観察ノートなどを用意します。

・安全に気をつけて歩けるルートを決めておきます。

堺市レッドリスト・アラートリストにどんな生きものがいるか、事前に調べておくと見つけやすくなります。

 

 調査(ちょうさ)

 

 

今回は、身近なホットスポットとして「堺市海とのふれあい広場」で実際に調査を行ってみました。

海とのふれあい広場はとても広いため、今回は少しポイントをしぼって水辺のある場所を調査することにしました。近くに樹木、遠くまでつづいている草むらなど自然豊かな環境です。

・歩きながら生きものをさがし、見つけた生きものを記録しました。

・生きものの名前や特徴、見つけた場所(草むら・水辺・空中など)もメモしました。

 

 

【見つかった生きもの】

昆虫 

・オツネントンボ          ・ギンヤンマ

・アオモンイトトンボ        ・シオカラトンボ

・コアオハナムグリ         ・ヤマトシジミ

・ベニシジミ             ・モンキチョウ

鳥類 

・チュウシャクシギ

は虫類 

・ミシシッピアカミミガメ

植物 

・シロツメグサ           ・ムラサキツメグサ

・セイヨウヒキヨモギ        ・マツヨイグサ

・ナヨクサフジ

 

 

【観察のポイント】

・トンボ類は水辺の周辺で多く見られました。

・チュウシャクシギは草むらゾーンで身をひそめるように過ごしていたので、おどろかせないように静かに観察。

・チョウやハナムグリは花のある場所に集まっていた。

・ミシシッピアカミミガメは水辺で見られた条件付特定外来生物です。

※生きものはつかまえず、その場で観察することを大切にしました。

 

観察できた生きものたちの一部

  • オツネントンボ(堺市レッドリストBランク)水面上を飛んでは、水草などに着地することを繰り返していました。エサをさがして飛び回っているのかな。

  • チュウシャクシギ(大阪府準絶滅危惧NT) 長いくちばしの野鳥で、警戒心が強くキョロキョロとあたりをみわたしていました。何かキケン?を感じたのか、大きな翼を広げて飛んでいく姿が、かっこよかったです。

  • アオモンイトトンボ 草むらを観察していると、イトトンボ発見。後で写真を確認してみると小さな虫を捕食していることがわかりました。食う食われるの関係がここでも見られました。

  • ギンヤンマ 水辺の上をパトロールするように飛ぶ大型のトンボ。ほかのトンボが近づいてくると追い払って自分の縄張りを主張しているようでした。時速70kmを超えるスピードで飛ぶトンボ界のスプリンターです。                                                            

  • シロスジヒゲナガハナバチ 名前のとおりヒゲ(しょっかく)が長いかわいいハチです。花のミツをすっては、別の花をさがして飛ぶ姿は、まさに「はたらきバチ」と言ったところでしょうか。

  • シオカラトンボ 市街地でもよく見られるトンボで、こちらでもたくさん飛んでいました。飛び続けるギンヤンマに対して、シオカラトンボは、岩や枝にとまっている様子がよく見られました。

  • コアオハナムグリ 花のミツをいっしょうけんめい吸おうとして花ふんまみれになっていました。花に頭をつっこんでミツを吸う様子から、「ハナムグリ」という名前になったそうです。

  • ミシシッピアカミミガメ  条件付き特定外来生物として全国でみられる北米原産のカメ。ここにもいましたね。

 

 

結果(けっか)

観察した内容をもとに、生きものマップを作成しました。

・水辺にはトンボ類やカメ、鳥が多く見られる

・花のさいている植物に、ミツをあつめる昆虫たちがむらがっていた。

・環境によって見られる生きものが大きく異なる

特に、水辺や干潟は多くの生きものが集まる場所であり、「ホットスポット」になっていることが分かりました。

また、堺市レッドリストBランクである「オツネントンボ」や大阪府の準絶滅種の「チュウシャクシギ」など希少な種も確認することができました。一方で、ミシシッピアカミミガメのような外来種も見られ、人の活動との関係についても考えさせられるきっかけになりました。

 

 

 

考えてみよう

・どんな場所に生きものが多かったかな?

(水辺・草むらなど)

・レッドリストに関係する生きものはどこにいたかな?

(水辺に多いことが分かる)

・外来種はどんな場所にいたかな?

 (水辺に生息しているが、そこではんしょくしているのだろうか?)

・なぜ場所によって生きものがちがうのだろう?

(水・食べ物・かくれ場所のちがいなど)

→ このように整理すると、生きものが多く集まる場所=「ホットスポット」が見えてきます!

 

 次(つぎ)につなげよう

・季節を変えて調べると、見られる生きものの変化が分かります。

・ほかの公園や川とくらべてみるのもおすすめです。

・昼と夜で調べてみるのも面白い発見があります。

・外来種と在来種のちがいにも注目してみましょう。

くり返し調べていくことで、「どんな環境が大切な生きものを支えているのか」が分かり、自然を守ることにもつながります。

環境局 環境保全部 環境共生課

〒590-0078

堺市堺区南瓦町3番1号 堺市役所高層館4階

TEL : 072-228-7440

FAX : 072-228-7317

E-mail: kankyo@city.sakai.lg.jp

Copyright©Sakai City.All Rights Reserved.