知ってください、ツバメのこと
(R8.4.27 配信)
※この記事は地域のツバメ見守り隊とのコラボ新聞です!
春、ツバメ到来
ツバメは東南アジアから数千キロの距離を命がけで日本へ渡っていきます。

ツバメの体重はわずか17グラムくらい、つばさは胴体と比べて大きく、広げて飛ぶ姿は美しく、
滑空(空をすべるように飛ぶ)時間が長いのが特徴です。
ほぼ空中での生活を行っており、エサは飛んでいる虫をつかまえます。
こうした体の特徴を活かして、東南アジアから日本へやってくるのです。
しかし、長旅の途中では命を落としてしまうツバメは少なくありません。
無事日本にたどりついたツバメたちは、その種の繁栄のため、長旅から一旦羽を休め、体力をつけ
てから、巣を作り、子育ての準備をするのです。
長旅からの巣作り
ツバメの巣を見たことはありますか?
私たちが住む家の軒下などに作ります。

ツバメは、人のすぐ近くで子育てをして命をつないできた、とても身近な鳥ですが、私たちの生活に近い場所で
子育てをする理由として、天敵であるカラスなどから身を守るためとも言われています。
また、ツバメが巣を作る家は、古くから「無病息災」「商売繁盛」「豊作」のシンボルとして縁起が良いと
されています。
これは、ツバメが、人通りの多い安全な場所を選んで巣を作るため、その家が平和で風通しがよく、住む
人がやさしいことの証とされるからだそうです。
さらに、ツバメは害虫を食べてくれる益鳥でもあるため、幸運のサインとして大切にされてきました。
大忙しの子育て
巣作りを終えると、卵を産み、約2週間温めます。
卵からヒナがかえると、大忙しの子育ての始まりです。

雨の日も風の日もヒナにエサを運ぶため多い時は1日300回も往復します。
さらに、ツバメは同じ親が2回子育てをします。
ビチュビチュとおねだりしているヒナの姿は愛らしいですが、親鳥は毎日目が回りそうなぐらい忙しいですね。
巣立ち
そんな大忙しな子育ても、3週間で巣立ちをむかえます。

巣立ち始めたヒナたちは巣の外で親からエサをもらいます。すぐに遠くへは飛べないので再び巣に帰ります。
巣立ち始めたヒナたちは飛ぶ練習や、エサのとり方,敵からの身の守り方など、自然界を生き抜く術を親鳥から学びます。
ヒナたちは自分でエサをとれるようになると、やがて親鳥は離れていきます。
巣立った後は…
ここからは自分たちだけで生きていかなければなりません。
子ツバメたちは、水辺のそばの原っぱ(ヨシ原)で集団で暮らします。
秋には遠い南の国へ渡らなければいけないので、しっかり食べて体力をつけないと渡れません。
秋、出発の時が来ます。
南の国への道のりは厳しく危険な長旅、嵐や天敵,力つきてしまうものも…それでもツバメたちは南を目指します。
そして翌年の春、また同じ場所に帰ってくるのですが、無事に日本へもどって来られるのはわずか2割ほどです。
ツバメの世界は厳しいですね。
今、ツバメの数が減ってきています
原因は様々ですが、開発などで自然が少なくなり、エサとなる虫も少なくなりました。
最近の家は、ツバメにとって巣作りがしにくい構造や材質となっていたりするため、巣作りする場所も少なく、カラスなどの天敵に巣を狙われることが非常に多くなってしまいました。
そうした環境の変化で、ツバメたちはどんどん生きづらくなってきています。
ツバメは人を信頼しているのでしょう、ずっと私たちによりそって生きてきました。
人の豊かさの裏で居場所を失っている生き物はたくさんいます。
ツバメを守ることは自然を守ることにつながります。
もし、巣を作っているツバメを見かけたら、あたたかく見守ってあげてください。
原案:地域のツバメ見守り隊
作成:環境共生課
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