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道ばたの気になるいきもの~歌うように鳴く鳥~

(R7.9.19配信)

このシリーズではふだん生活していて、「すぐそこで見れたりするけれど、何かまではわからない」というような生き物にスポットを当ててしょうかいしていきます♪

第8回は『歌うように鳴く鳥』です。

前回のハチみたいなガをまだ読んでいない方はぜひそちらも読んでみてくださいね。

 

まちなかで歌っている?

朝、学校や会社に行くときにどこからかくちぶえのような、歌のようなきれいな音が聞こえてきて、足を止めたことはありませんか?

文字で書くととてもむずかしいですが、「ヒーチュリー ツイチー ジジ」といったところでしょうか。

そんな音が聞こえてきたらまわりの電線や家の屋根、アンテナの先などを見てみてください。

スズメより大きく、ハトより少し小さいくらいの鳥が見つかるかもしれません。

そこにいるのは「イソヒヨドリ」という鳥かもしれません。

 

イソヒヨドリ(オス)

 

イソヒヨドリのプロフィール

イソヒヨドリ(メス)

分類ぶんるい

スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリぞく

大きさ

体長やく24cm(スズメより大きくハトより小さい)

見られる場所

公園や農地、人家の近くなど

とくちょう

まちなかで歌うように鳴いている。

オスはせなかが青く、おなかはオレンジ。メスは地味な色をしている。

 

 

 

 

名前からしてまちにいなさそう

イソヒヨドリの名前にイソとありますが、漢字で書くと「磯」となります。

磯というと海辺(うみべ)のごつごつした岩場のことです。

イソヒヨドリはそんな海辺の岩場やがけで()作りをすることが知られている鳥です。

そんなイソヒヨドリがなぜまちで見られるのでしょう?

その答えはまちの建物(たてもの)にありそうです。

まちには大きなビルやマンションがありますが、そうした建物ががけと()ていて、そこで巣作りをしているのかもしれません。

 

ヒヨドリだけどヒヨドリじゃない

イソヒヨドリの名前には「ヒヨドリ」が入っています。

ヒヨドリというと「ヒーヨ ヒーヨ」と鳴いて緑が多いお庭にもよくやってくる鳥です。

イソヒヨドリのメスはヒヨドリに似ていることから磯にすむヒヨドリということでイソヒヨドリという名前になったともいわれています。

ですが、実は鳥をなかま分けしたときにヒヨドリはヒヨドリ科のなかまで、イソヒヨドリはヒタキ科のなかまとされています。

すがたは似ていますが、細かなとくちょうは色々ちがうようです。

ヒヨドリ
イソヒヨドリ(メス)

 

イソヒヨドリの鳴き声はバリエーション豊富(ほうふ)で、聞くたびにメロディーがちがったりするので、声が聞こえてきたらぜひ耳をすまして聞いてみてくださいね。

ちなみにどんな声か気になった方は「イソヒヨドリ 鳴き声」で検索(けんさく)すると動画や音が聞けるサイトが色々出てくるので、調べてみてください。

 

次回予告よこく

今回は「道ばたの気になるいきものシリーズ」の「歌うように鳴く鳥」としてイソヒヨドリをしょうかいしました。

楽しんでいただけましたか?

次回は「青いしっぽのトカゲ」ということでとあるいきものをしょうかいします。

何のいきもののことか予想しながら楽しみにしていてくださいね♬

 

作成:カワラバトのポッポ


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