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「ホーホケキョ」 春をつげるウグイスのひみつ

「ホーホケキョ」この声が聞こえると、「ああ、春が来たなあ」と感じる人も多いですよね。

 

でも実はこのなき声、最初(さいしょ)から(かん)ぺきじゃないって、知っていましたか?

 

今回は、春の(ふう)ぶつし・ウグイスの知られざるうらがわを、ちょっとのぞいてみましょう。

 

 

ウグイスってどんな鳥?

 

名前:ウグイス(鶯)

分類(ぶんるい)鳥類(ちょうるい) スズメ(もく) ウグイス科 ウグイス(ぞく)

体長:約14〜16cm((つばさ)を広げると約18〜21cm)

すみか:里山(さとやま)低山(ていざん)の林、やぶ

見た目:いがいと地味(じみ)!あざやかな緑色ではなく、やぶにとけこむ緑褐色(みどりかっしょく)(少し緑色の入ったうす茶色)

 

 

「声は有名、顔は知らない」

それがウグイスあるあるです。

 

 

 

「ホーホケキョ」は、オスだけの全力アピール!

 

春になると聞こえてくるあの美しい声。

実はこれ、オスしかなきません。

目的はズバリ

 

「ここはオレのなわばりだ!」

「ねえ、僕どう?いい声でしょ?」

 

つまり、「ホーホケキョ」は

命がけの自己(じこ)PRなんです。

 

しょうげきの事実(じじつ)、実は、最初(さいしょ)はめちゃくちゃ下手(へた)

ここで、ひとつ、ぎもんがうかびます。

ウグイスは、はじめからあの美しいひびきで

「ホーホケキョ」となけるのでしょうか。

 

個体差はありますが、とくに若いオスのウグイスは、

いきなり「ホーホケキョ」とはなけません。

じっさい、はじめのバージョンはというと…

「ホッホッケケキョー」

「ホーホーホケケキョキョ」

…もはやツッコミたくなるレベル

 

それでも何度(なんど)も、何度もないてひたすら練習(れんしゅう)をつづけます。

 息をすいながら「ホー」

 息をはきながら「ホケキョ」

全身をつかった本気の発声(はっせい)トレーニングです。

一生懸命(いっしょうけんめい)な「修行(しゅぎょう)」の日々をえて、

私たちが知っている、あの美しい「ホーホケキョ」が

完成していくのです。

 

ウグイスの卵、どんな色?

もうひとつの意外(いがい)な話。

ウグイスの卵は、白でもうすい緑色でもありません。

赤みの強いチョコレート色(あずき色)で、

もようのない無地(むじ)の卵で、まるでチョコボールみたい。

小鳥の中ではとてもめずらしいのです。

 

卵をめぐる、しずかな知恵(ちえ)くらべ

実は、ウグイスの卵によくにた色の卵を産む鳥がいます。

それがホトトギスです。ホトトギスはカッコウの仲間(なかま)で、

ウグイスの巣に卵を産み、ヒナを育てさせる「托卵(たくらん)」する鳥です。

 

もしウグイスに、バレてしまうと、その卵は育ててもらえません。

でも、あまりにも色が似すぎていて、まったく気づかないことが多いのだとか。

 

静かな春のさえずりのうらがわには、

このようなしたたかな生ぞん競争(きょうそう)が、ひそかにくり広げられています。

 

 

 

堺で見られたウグイス

堺で見られたウグイスの写真はこちらから見ることができます。

 

 

 

おわりに

毎年、何気(なにげ)なく聞いている「ホーホケキョ」

その一声一声が、練習の成果(せいか)であり、命をかけたメッセージだと思うと

少し、ちがって聞こえてきませんか?

 

今年の春はぜひ、ウグイスの声に耳をすませてみてください!

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